“ものた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物足94.7%
物焚5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「日糖事件丈ぢや物足ものたりないからね」と奥歯に物のはさまつた様に云つた。代助はだまつて酒を飲んだ。はなしは此調子で段々はずみをうしなふ様に見えた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
たゞすこ遠慮勝えんりよがちなのと、あまおほ口数くちかずかぬのが、なんとなくわたしには物足ものたりないので、わたしそれであるから尚更なほさら始末しまつわるい。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
うすいろを着よと申すや物焚ものたきしかをるころものうれしき夕
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)