“もくぐう”の漢字の書き方と例文
語句割合
木偶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしまたあやまってマホメットしゅうモルモンしゅうなぞの木偶もくぐう土像などに近づく時は現当二世げんとうにせ御罰おんばちあらたかにして光輪ごこう火輪かりんとなし一家いっけをも魂魂こんぱくをも焼滅やきほろぼし玉うとかや。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此郊はなはだ平坦にして、野川清浅、砂籠さろう岸を護し長堤村をめぐる。或渠流を引いて水碓すゐたいを設く。幽事喜ぶべし。時正に巳。豊岡村を過ぐ。路傍の化僧一木偶もくぐうを案上に安んじて銭を乞ふ。閻王なりといふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)