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めじろだい
ふりがな文庫
“めじろだい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
目白台
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目白台
(逆引き)
柳湾は幕府の郡代田口五郎左衛門の
手代
(
てだい
)
となり
飛騨
(
ひだ
)
出羽
(
でわ
)
その他の地に
祗役
(
しえき
)
し文化九年頃より
目白台
(
めじろだい
)
に隠棲し詩賦
灌園
(
かんえん
)
に余生を送った。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
敬太郎は
後
(
うしろ
)
の方に高く黒ずんでいる
目白台
(
めじろだい
)
の森と、右手の奥に
朦朧
(
もうろう
)
と重なり合った
水稲荷
(
みずいなり
)
の
木立
(
こだち
)
を見て坂を
上
(
あが
)
った。それから同じ番地の家の何軒でもある矢来の中をぐるぐる歩いた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
東の方は
本郷
(
ほんごう
)
と相対して
富坂
(
とみざか
)
をひかえ、北は
氷川
(
ひかわ
)
の森を望んで
極楽水
(
ごくらくみず
)
へと
下
(
くだ
)
って行き、西は丘陵の延長が鐘の
音
(
ね
)
で名高い
目白台
(
めじろだい
)
から、『忠臣蔵』で知らぬものはない
高田
(
たかた
)
の
馬場
(
ばば
)
へと続いている。
伝通院
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
この二家と並んで天保の頃江戸詩人中の
耆宿
(
きしゅく
)
を以て推されていたものは、
目白台
(
めじろだい
)
に
隠棲
(
いんせい
)
した館柳湾、その弟
巻菱湖
(
まきりょうこ
)
、下谷練塀小路の旗本
岡本花亭
(
おかもとかてい
)
の諸家である。花亭もまた竹渓と相識っていた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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