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めくらおやじ
ふりがな文庫
“めくらおやじ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
盲翁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盲翁
(逆引き)
船室に
在
(
あ
)
りて
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
いし
盲翁
(
めくらおやじ
)
の、この
極楽浄土
(
ごくらくじょうど
)
に
仏性
(
ほとけしょう
)
の恩人と
半座
(
はんざ
)
を分つ
歓喜
(
よろこび
)
のほどは、
著
(
しる
)
くもその
面貌
(
おももち
)
と挙動とに
露
(
あらわ
)
れたり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
片隅なる
盲翁
(
めくらおやじ
)
は、
毫
(
いささか
)
も悩める気色はあらざれども、話相手もあらで
無聊
(
ぶりょう
)
に
堪
(
た
)
えざる身を同じ枕に倒して、時々
南無仏
(
なむぶつ
)
、
南無仏
(
なむぶつ
)
と小声に
唱名
(
しょうみょう
)
せり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
観音丸
(
かんのんまる
)
の船員は
累々
(
やつやつ
)
しき
盲翁
(
めくらおやじ
)
の手を
執
(
と
)
りて、
艀
(
はしけ
)
より本船に
扶乗
(
たすけの
)
する時、かくは
呟
(
つぶや
)
きぬ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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