“むらざと”の漢字の書き方と例文
語句割合
村里100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は村里むらざとの小さな家で、降る雨をながめて乾杏子をたべる、三つぶの甘みを味つてゐるうち、遠い国の宮殿の夢をみてゐた、めざめてみれば何か物たりない。
乾あんず (新字旧仮名) / 片山広子(著)
それほど仲よしの村里むらざとへにわかに雨が来ました時は、おたがいにとなりの国の家へ飛びこむものもあれば、からかさもすぼめて国境くにざかいを駆けて通るものもありました。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
第七 一ヶげつ五六かなら村里むらざとはなれたる山林さんりんあるひ海濱はまべで、四五みち歩行ほかうすべきこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)