“むしろば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蓆張46.2%
筵張38.5%
莚張15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四条河原の非人ひにん小屋の間へ、小さな蓆張むしろばりのいおりを造りまして、そこに始終たった一人、わびしく住んでいたのでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
小屋は八つ山のがけの上、花時をけると、ひどく閑静な場所ですが、それでも街道から見通しで、高輪たかなわからも品川からも足場の良いところ、——そこにほう五間ほどの筵張むしろば
火を見た美人連は、せっかく励まされた勇気が一時に沮喪そそうしました。莚張むしろばりと幕と板囲いの小屋、火の手は附木つけぎを焼くよりも早い、メラメラと天井まで揚る赤い舌。