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みゝだ
ふりがな文庫
“みゝだ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
耳立
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳立
(逆引き)
なかに一人ちよつぴり鼻の尖つた狐のやうな表情をした、
商人
(
あきんど
)
らしい男が、口汚くウヰルソンを
罵
(
のゝし
)
るのが、
殊更
(
ことさら
)
耳立
(
みゝだ
)
つて聞えた。総長某氏は
癪
(
しやく
)
にさへて口を出した。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
朝顔
(
あさがほ
)
の花が
日毎
(
ひごと
)
に小さくなり、
西日
(
にしび
)
が燃える
焔
(
ほのほ
)
のやうに
狭
(
せま
)
い
家中
(
いへぢゆう
)
へ
差込
(
さしこ
)
んで来る
時分
(
じぶん
)
になると鳴きしきる
蝉
(
せみ
)
の声が
一際
(
ひときは
)
耳立
(
みゝだ
)
つて
急
(
せは
)
しく
聞
(
きこ
)
える。八月もいつか
半
(
なかば
)
過ぎてしまつたのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
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