“みちかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盈虧40.0%
満闕20.0%
盈欠20.0%
盈虚20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四季の移り変わりと月の盈虧みちかけがなかったら、どうして月日さえ数えることができたろう。何よりも苦しいのは食物がないことだ。わしはいつも餓鬼がきのようにえていなければならない。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
序にいうが、巻三(四四二)に、膳部王かしわでべのおおきみを悲しんだ歌に、「世の中は空しきものとあらむとぞこの照る月は満闕みちかけしける」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
月が三回盈欠みちかけする中に長老はみじめに衰えて、いやな空咳までするようになった。
南島譚:01 幸福 (新字新仮名) / 中島敦(著)
地球ちきう周圍まはりつきまは、「い」じるしよりはじまり「ち」じるしいたる。此廻このまはみちにてつき盈虚みちかけ
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)