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みずさきあんない
「やさしい、
酒屋の
小僧さんが、
途方にくれていますから、
水先案内をしてやります。」と、
鷭は、かわいらしい
目を
上げて
太陽を
見ました。
わたしたちの
水先案内が海に落ちたので、あとの子どもたちはかじを
失って、波のまにまにただようほかはなかった。
河口には、たしかに
防潜網を吊っているらしい
浮標が、
夥しく浮び、河口を出ていく
数隻の
商船群の前には、赤い旗をたてた
水先案内らしい船が見えるが、これは
機雷原を
避けていくためであろう。