“みことさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
命様66.7%
尊様33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ命様みことさまには天津日継あまつひつぎ大切たいせつ御用ごようがおありになるので、めったに御夫婦ごふうふそろってこの竜宮界りゅうぐうかいにおくつろあそばすことはありませぬ。
あの橘姫の命様みことさまの思召しのように……
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
げんただいま命様みことさまにはなにかの御用ごようびて御出おでましになられ、乙姫様おとひめさまは、ひとりさびしくお不在るすあずかってられます。
橘姫様たちばなひめさまという女の方が、お身代りに立って海へ飛び込んだことは先刻御承知でござんしょう、それがために尊様みことさまをはじめ、乗合の家来たちまで、みんな命が助かったのだ、つまり橘姫様のお命一つで
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)