“まよけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
魔除88.9%
消毒11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅をして歩く時に興に乗じてうたう歌、危険な山坂を超ゆる時、魔除まよけを兼ねて歌いつけの歌、心なく歌っても離愁りしゅうの思いが糸のように長く引かれる。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伴「なにらたちにはなんだか訳が分らねえが、幽霊は此奴こいつがあると這入へいられねえという程な魔除まよけのおまもりだ」
飲みとうて飲みとうてならぬところへ、ちょうど虎烈剌コレラ流行はやってなあ。獄卒がこれを消毒まよけのために雪隠せついんれと云うて酢をれたけに、それを我慢して飲んだものじゃ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)