“ぼうせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紡績66.7%
剖析16.7%
剖柝16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋草には束髪そくはつの美人を聯想すなど考えながらこゝを出でたり。腹痛ようやく止む。かねふち紡績ぼうせき煙突えんとつ草後にそびえ、右に白きは大学のボートハウスなるべし、端艇ボートを乗り出す者二、三。
半日ある記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
この歌は渾一体こんいったいの境界にあってこまごましい剖析ぼうせきをゆるさないからであろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
(下略)道余録はすなわ程氏ていし遺書いしょの中の仏道を論ずるもの二十八条、朱子語録の中の同二十一条をもくして、極めて謬誕びょうたんなりとし、条をい理に拠って一々剖柝ぼうせきせるものなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)