“ほんでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
本殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海老錠えびぢやうのおりた本殿ほんでんの扉が向ふの方に見えて、薄暗い中から八寸ぐらゐの鏡が外面そとの光線を反射してゐた。扉の金具かなぐも黄色く光つて、其の前の八足やつあしには瓶子へいしが二つ靜かにつてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「それはすぐこのご本殿ほんでん階上うえ、三そうまでの階段かいだんをみな取りはずしてございますうえに、あのいけのほうにも、さむらいせておきましたゆえ、これまた、ご安心でござります」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鷹尾山たかをさん法華三昧寺ほつけさんまいじ多田院ただのゐんつても、本殿ほんでん拜殿はいでんとは神社風じんじやふうで、兩部りやうぶになつてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)