“ほっかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北海89.5%
法界5.3%
発会5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この北海ほっかいうえばかりでも、いくひきの子供こどもをなくしたあざらしがいるかしれない。しかし、おまえは、子供こどもにやさしいから一ばいかなしんでいるのだ。
月とあざらし (新字新仮名) / 小川未明(著)
こりゃ下郎げろう。ただ今もその方が申す如く、この御堂みどう供養の庭には、法界ほっかい竜象りゅうぞう数を知らず並み居られるには相違ない。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
善庵は抽斎の謁見にさきだつこと一月いちげつ、嘉永二年二月七日に、六十九歳で歿したが、抽斎とも親しくまじわって、渋江の家の発会ほっかいには必ず来る老人株の一人であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)