“発会”のいろいろな読み方と例文
旧字:發會
読み方割合
ほっかい50.0%
ほつくわい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
善庵は抽斎の謁見にさきだつこと一月いちげつ、嘉永二年二月七日に、六十九歳で歿したが、抽斎とも親しくまじわって、渋江の家の発会ほっかいには必ず来る老人株の一人であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
是は伊沢の当主良安の里と同じ町に住んで、外科で門戸を張つてゐる医者であつた。或年清川玄道の家の発会ほつくわいに往つた帰に、提灯の火が簔に移つて火傷やけどをして、ひどく醜い顔になつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)