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ほくめい
ふりがな文庫
“ほくめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
北冥
50.0%
北溟
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北冥
(逆引き)
あの鯤という言葉は、支那の『
荘子
(
そうし
)
』という本の一番始め、逍遥遊篇第一というところに出ている。その文句は〈
北冥
(
ほくめい
)
に魚あり、その名を鯤となす。
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、
北冥
(
ほくめい
)
の魚でしょう。
鯉
(
こい
)
でも
鮒
(
ふな
)
でも構わないが、ここに魚がありさえすりゃ、三万両と転げ込むんだが、無住になった寺方じゃ、
鰯
(
いわし
)
の頭もねえ——」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分の、
北冥
(
ほくめい
)
の魚でせう。鯉でも
鮒
(
ふな
)
でも構はないが、此處に
魚
(
さかな
)
がありさへすりや、三萬兩と轉げ込むんだが、無住になつた寺方ぢや、
鰯
(
いわし
)
の頭もねえ——」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その文句は『
北冥
(
ほくめい
)
に魚あり、その名を鯤となす。鯤の大さ幾千里なるを知らず』と——ある
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ほくめい(北冥)の例文をもっと
(2作品)
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北溟
(逆引き)
北溟
(
ほくめい
)
の雲に没している、眼を落すと、わが山麓には、富士八湖の一なる
本栖
(
もとす
)
湖が、森の眼球のように、落ち窪んで小さく光っている。
雪中富士登山記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
我にあらざるなり、おもひみる天風
北溟
(
ほくめい
)
の
荒濤
(
くわうたう
)
を蹴り、加賀の白山を
拍
(
う
)
ちて
旋
(
か
)
へらず、雪の
蹄
(
ひづめ
)
の黒駒や、乗鞍ヶ嶽駒ヶ嶽を
掠
(
かす
)
めて、
山霊
(
やまたま
)
木魂
(
こだま
)
吶喊
(
とき
)
を作り、この方寸
曠古
(
くわうこ
)
の天地に吹きすさぶを
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
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