“へいさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平沙68.8%
閉鎖31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
匈奴きょうどはまたしても、元の遠巻き戦術にかえった。五日め、漢軍は、平沙へいさの中にときに見出みいだされる沼沢地しょうたくちの一つに踏入った。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
しかりといえども識者の眼識は境遇の外に超逸す。熊沢蕃山くまざわばんざんの如き、その一人なるからんや。彼はびっこ駝鳥だちょうなれども、なお万里の平沙へいさはしらんとする雄気あり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
やむなく、長柄門ながらもんへ行ってみると、そこも閉鎖へいさされているし、鍮䤲門ちゅうじゃくもんも、同様だった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「理事長、すると、あなたはもう、塾の閉鎖へいさまで決心されているんですか。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)