“ぶこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無骨57.7%
武骨34.6%
不骨3.8%
蕪骨3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、ほどなく、見た所から無骨ぶこつらしい伝右衛門を伴なって、不相変あいかわらずの微笑をたたえながら、得々とくとくとして帰って来た。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ばかに長い刀をさしているせいか、武骨ぶこつで豪放に見えるのだが、人物も、武骨で豪放なのだろう。精悍せいかん相貌そうぼうをしている。顔ぜんたい、大あばただ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「あたくしねえ、給仕きゅうじは、年の若い、ちいさい綺麗な男の子がすきです。汚ない、不骨ぶこつな大きな手が、お皿と一緒につきだされると、まずくなる。」
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
蒼海あをうみの鯨の蕪骨ぶこつみ酒のしぼりの粕にでししとす
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)