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ふるげっと
ふりがな文庫
“ふるげっと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
古毛布
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古毛布
(逆引き)
やがて陰士は山の芋の箱を
恭
(
うやうや
)
しく
古毛布
(
ふるげっと
)
にくるみ初めた。なにかからげるものはないかとあたりを見廻す。と、幸い主人が寝る時に
解
(
と
)
きすてた
縮緬
(
ちりめん
)
の
兵古帯
(
へこおび
)
がある。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蒼面
(
そうめん
)
、乱髪、帯も
〆
(
し
)
めず、衣服も着けず、素肌に
古毛布
(
ふるげっと
)
を
引絡
(
ひきまと
)
いて、破れたる穴の中よりにょッきと天窓を出だせるのみ、歩を移せば
脛股
(
けいこ
)
すなわち出ず、警吏もしその失体を
詰責
(
きっせき
)
せんか
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見ると
先刻
(
さっき
)
主人が書斎へ放り込んだ
古毛布
(
ふるげっと
)
である。
唐桟
(
とうざん
)
の
半纏
(
はんてん
)
に、
御納戸
(
おなんど
)
の
博多
(
はかた
)
の帯を尻の上にむすんで、
生白
(
なまじろ
)
い
脛
(
すね
)
は
膝
(
ひざ
)
から下むき出しのまま今や片足を挙げて畳の上へ入れる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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