“ふじがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
富士川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたくしはそのまえに、富士川ふじがわをくだって、東海道から京へでる関所札せきしょふだをあげておきましたが、その道へ向かったかどうかわかりませぬ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ソコで色々な策士論客忠臣義士が躍気やっきとなって、上方かみがたの賊軍が出発したから何でもれは富士川ふじがわで防がなければならぬとか、イヤうでない、箱根の嶮阻けんそよっ二子山ふたこやまの処で賊を鏖殺みなごろしにするが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
もう大じょうぶです。これからこの野馬のうまにのって、明方までに富士川ふじがわの下までお送りしてあげますから、あれから駿府すんぷへでて、いずこへなり、身を
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこは、釜無川かまなしがわしも富士川ふじがわかみ蘆山あしやま河原かわらに近いところである。燕作は、思いのほかすばしッこい竹童をもてあまして、手捕てどりにすることをだんねんした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)