“野馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうま57.1%
かげろう14.3%
のんま14.3%
やば14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう大じょうぶです。これからこの野馬のうまにのって、明方までに富士川ふじがわの下までお送りしてあげますから、あれから駿府すんぷへでて、いずこへなり、身を
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野馬かげろうに子供遊ばす狐かな 凡兆ぼんちょう
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「この馬はなかなか勢がいい。あの尻尾しっぽを振ってたてがみを乱している所は野馬のんまだね」と茶を飲まない代りに馬をめてやった。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼はもと十三の時アメリカへ往って乗馬を習い、放牧した野馬やばを乗りこなすのを職業としていた。片手に縄を持ち馬を走らして往って野馬を見るとその縄を投げた。
仙術修業 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)