“のうま”の漢字の書き方と例文
語句割合
野馬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とたがいにいましめあって、ふたたび道をいそぎだすと、あなたの草むらから、月毛つきげ野馬のうまにのったさげがみの美少女が、ゆらりと気高けだかいすがたをあらわした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まき野馬のうまのように、寝そべったり坐ったり、漫然と立ったりしている、一団の人影が黒々とあった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠い昔、推古朝すいこちょうの世には、高麗こまの移民が野馬のうま追いに疲れて腰をかけたかも知れないこの野中の玉石。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)