“ふさ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
房々77.8%
房房11.1%
総々11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほっそりした肩つき、可愛らしい頭の恰好かっこう、まさしくかの人に相違ない。髪をでゝみると、しなやかな毛の房々ふさ/\としたのが氷のように冷めたく触る。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
生れてから十五六迄の女の子の髪は皆房房ふさ/\として居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
かめす花見ても知れおしなべてめづるはすつる初めなりけり」という歌の心は、ながめは誠にどうも総々ふさ/\とした此の牡丹は何うだい、いねえ水を上げたところは、と珍らしがって居りますが
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)