“びゃっこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白虎50.0%
白狐50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京——(壱)——芸学校の教授にして、(弐)——術院の委員、審査員、として、玄武げんぶ青竜せいりゅうはいざ知らず、斯界しかいの虎! はたその老齢の故に、白虎びゃっことなえらるる偉匠である。
『淵鑑類函』三二〇に『河図かと』を引いて五方の神名を列ね、西方白帝神はくていしん名は白招拒はくしょうきょ、精を白虎びゃっこすといい、『文選』を見ると漢朝神虎殿あり、『山海経せんがいきょう』に崑崙山の神陸吾りくご虎身九尾人面虎爪
狐三百歳にして黒狐こっことなり、五百歳にして白狐びゃっことなるという、その黒狐であることを聞き、なお退治の方法を教わり、薬王樹の一枝をも貰い受けた。
文学以前 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「あれや、建部の巫子みこにちがいないわ。巫子というものは、どこの巫子も色が白い。日蔭の花か、白狐びゃっこみたいだ」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)