“びぜんさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
備前家50.0%
備前樣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横網河岸よこあみがし備前家びぜんさま(今の安田公園の処)のおめかけお花さんが、毎日水門すいもんから屋根船を出して、今戸河岸いまどがし市川権十郎かわさきやの家へいったのでお家騒動が起り、大崎の下邸しもやしきへ移転するといううわさから
聞れしかと思へども何喰なにくはかほにて何も變ることは御座らねどお幸はよき世話人せわにんありて此間このあひだ備前樣びぜんさまの御屋敷へ見習奉公みならひぼうこうに出ましたと云に長兵衞は僥倖しあはせなり併ながら押詰おしつめてのかぞへ日に嘸々さぞ/\ものかゝりしならん我等も夫と知るならば何ぞいはうてやるものを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)