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ひらのがう
ふりがな文庫
“ひらのがう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
平野郷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平野郷
(逆引き)
兎角
(
とかく
)
するうちに三月になつて、
美吉屋
(
みよしや
)
にも奉公人の
出代
(
でかはり
)
があつた。その時女中の一人が
平野郷
(
ひらのがう
)
の
宿元
(
やどもと
)
に帰つてこんな話をした。美吉屋では不思議に米が多くいる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
大阪
兵燹
(
へいせん
)
の
余焔
(
よえん
)
が城内の
篝火
(
かがりび
)
と共に
闇
(
やみ
)
を
照
(
てら
)
し、
番場
(
ばんば
)
の原には避難した病人産婦の
呻吟
(
しんぎん
)
を聞く二月十九日の夜、
平野郷
(
ひらのがう
)
のとある
森蔭
(
もりかげ
)
に
体
(
からだ
)
を寄せ合つて寒さを
凌
(
しの
)
いでゐる四人があつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
後に庄司は
天王寺村
(
てんわうじむら
)
で
夜
(
よ
)
を
明
(
あ
)
かして、
平野郷
(
ひらのがう
)
から
河内
(
かはち
)
、
大和
(
やまと
)
を経て、自分と前後して
大和路
(
やまとぢ
)
へ
奔
(
はし
)
つた平八郎父子には出逢はず、大阪へ様子を見に帰る気になつて、奈良まで引き返して捕はれた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
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