“ひとかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一側69.2%
一皮30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとは髪毛かみのけと血のものみたようになったのが、線路の一側ひとかわを十間ばかりの間に、ダラダラと引き散らされて来ている。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
といううちにも、どういうものか、皿に拡げた、一側ひとかわならべの肉が、なべへ入ると、じわじわと鳴るとひとしく、はしとともに真中まんなかでじゅうと消え失せる。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
享楽しているのであったが、一皮ひとかわいた京洛みやこの内部には、こうした、えと飢えとの寄り合い家族と、家なき浮浪人が、空寺あきでら、神社、辻堂、石垣
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やれお気の毒な、いざ一皮ひとかわむき給え」