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一皮
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ひとかわ
ふりがな文庫
“
一皮
(
ひとかわ
)” の例文
外界の刺激に応じて過敏なまでに
満干
(
みちひ
)
のできる葉子の感情は今まで浸っていた痛烈な動乱から
一皮
(
ひとかわ
)
一皮平調に
還
(
かえ
)
って、果てはその底に
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
帰って縁に上って、手拭で悉皆体を拭いて、尚暫くは縁に真裸で立って居る。全く
一皮
(
ひとかわ
)
脱
(
ぬ
)
いだ様で、
己
(
わ
)
が体のあたりばかり涼しい気がそよぐ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
享楽しているのであったが、
一皮
(
ひとかわ
)
剥
(
む
)
いた
京洛
(
みやこ
)
の内部には、こうした、
飢
(
う
)
えと飢えとの寄り合い家族と、家なき浮浪人が、
空寺
(
あきでら
)
、神社、辻堂、石垣
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「やれお気の毒な、いざ
一皮
(
ひとかわ
)
むき給え」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
皮
常用漢字
小3
部首:⽪
5画
“一皮”で始まる語句
一皮下