“ひつきり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間断66.7%
間斷33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢を見る暇もない都会の烈しい戦争の中で、間断ひつきりなしの圧迫と刺戟を享けながら、切迫塞せつぱつまつた孤独の感を抱いてる時ほど、自分の存在の意識の強い事はありませんね。それア苦しいですよ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
今まで間断ひつきりなしに客が出入ではひりして、低い声音せいおんだの、高い哄笑だの、面白さうな笑声せうせいなどがその一室に巴渦ともゑうづを巻いてゐたが——疲れ果てたやうな、早くさういふ人達から自由になりたいといふやうな
時子 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
夢を見る暇も無い都會の烈しい戰爭の中で、間斷ひつきりなしの壓迫と刺戟を享けながら、切迫塞せつぱつまつた孤獨の感を抱いてゐる時ほど、自分の存在の意識の強い事はありませんね。それア苦しいですよ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)