“ひごう”の漢字の書き方と例文
語句割合
非業100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨年さくねん、ご当地とうちで、おどおりいたしましたむすめは、さる地方ちほうにおいて、たわらかさねまするさいに、腹帯はらおびれて、非業ひごう最期さいごげました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それが、はなはだ恐れ多い儀でござりまして、当人は不浄の上に、人より天罰と申されるほどな非業ひごうの死を遂げた人間でござりまするが故……」
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
主人の佐渡平が非業ひごうな死を遂げてからまだ間もないのに、その妻が入湯に行くなどとは、不貞とも不埒ふらちとも、言いようのない悪妻だと憤った。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)