“ばしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芭蕉97.5%
芭翁0.8%
芭蕪0.8%
馬生0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芭蕉ばしょうはこのイデヤに対する思慕を指して「そぞろなる思い」と言った。彼はそれによって旅情を追い、奥の細道三千里の旅を歩いた。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
山国の駅路えきろの旅籠の深夜は、芭翁ばしょう好みの寂寥に入っていた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
表紙に芭蕪ばしょうの葉を画けるにその画つたなくしてどうやらかぶらの葉に似たるやう思はる。蕪村ぶそん流行のこの頃なれば芭蕉翁も蕪村化したるにやといと可笑おかし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
落語家には乾坤坊良斎、五明楼玉輔たますけ、春風亭柳枝、入船米蔵がある。玉輔は馬生ばしょうの後の名である。講談師には二代目文車、桃川燕国えんこく、松林伯円がある。燕国は後の如燕じょえんである。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)