“はるなつあきふゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
春夏秋冬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただしろ荒寥こうりょうとした鉛色なまりいろひかこおり波濤はとう起伏きふくしていて昼夜ちゅうや区別くべつなく、春夏秋冬はるなつあきふゆなく、ひっきりなしに暴風ぼうふういている光景こうけいかぶのでした。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
春夏秋冬はるなつあきふゆ、この四つの季節は、土地を変えることによって、それぞれ新らしい変った悦びを人間にもたらすものだと云うことが、彼にはどうしても呑み込めなかったらしい。
初雪 (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
始めて世間並の春夏秋冬はるなつあきふゆの衣類を一通こしらへて貰つたが、其後月給取になつてからは、全く親の扶助を絶たれてしまつたので、自分の取高では、到底着物なんか出來るわけが無かつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)