“はまちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
浜町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
讃州高松さんしゅうたかまつ、松平侯の世子せいしで、貞五郎ていごろうと云ふのが、近習きんじゅうたちと、浜町はまちょう矢の倉のやしきの庭で、たこを揚げて遊んで居た。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「それじゃ仕舞ッてからでいからネ、何時いつもの車屋へ往ッて一人乗一挺いっちょうあつらえて来ておくれ、浜町はまちょうまで上下じょうげ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
宝暦紀元辛未しんびの年二十四歳にして始て江戸に来り芝三島町に家塾を開いたが宝暦十年二月の大火にい、身を以て免れ日本橋浜町はまちょう山伏井戸の近くに移居した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)