“はなばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
華々87.9%
花々9.1%
華〻3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男子一生の仕事として、これほど愉快で華々はなばなしいことは、他にあろうとは思われません。そこへ君臨してくださいましと。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
おれだ! いっしょに約束やくそくをしたのに、さきにいったな。よし、かならずかたきってやるぞ。おれも、花々はなばなしくたたかって、じきにあとからいくからっていろ。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
コックリと点頭てんとうして是認した彼の眼の中には露がうるんで、折から真赤に夕焼けした空の光りが華〻はなばなしく明るく落ちて、その薄汚い頬被ほおかむりの手拭、その下から少しれているひたいのぼうぼう生えの髪さき
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)