“はおりはかま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羽織袴96.8%
羽職袴3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくですか、ぼくは』とよどんだをとことしころ二十七八、面長おもながかほ淺黒あさぐろく、鼻下びかき八ひげあり、人々ひと/″\洋服やうふくなるに引違ひきちがへて羽織袴はおりはかまといふ衣裝いでたち
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
座席に腰かけている人はパナマ帽に羽織袴はおりはかまの中年紳士で、ペダルを踏んでいるのは十八九歳ぐらいの女中さんである。
藤棚の陰から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
植峰では、副小頭の峰吉が、お八重を急がせて羽職袴はおりはかまをつけていた。縞の銘仙めいせんに、紋の直径が二寸もある紋付を着て、下にはあたらしいめりやすが見える。
舞馬 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)