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はいで
ふりがな文庫
“はいで”の漢字の書き方と例文
語句
割合
這出
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
這出
(逆引き)
全警察力を上げて、ルパン逮捕の網の目が、蟻の
這出
(
はいで
)
る隙もなく張りめぐらされた。東京市内は申すに及ばず、殆ど全国の警察署にルージェール伯の人相書が廻った。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
月の客と澄まして
視
(
なが
)
めている物見の松の、ちょうど、赤い旗が飛移った、と、今見る処に、五日頃の月が出て
蒼白
(
あおじろ
)
い中に、松の樹はお前、
大蟹
(
おおがに
)
が
海松房
(
みるぶさ
)
を
引被
(
ひっかず
)
いて山へ
這出
(
はいで
)
た形に
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
きいても気の
滅入
(
めい
)
る事は、むかし
大饑饉
(
おおききん
)
の年、近郷から、湯の煙を慕って、
山谷
(
さんこく
)
を
這出
(
はいで
)
て来た
老若男女
(
ろうにゃくなんにょ
)
の、救われずに、菜色して餓死した骨を拾い集めて葬ったので、その塚に沿った松なればこそ
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
はいで(這出)の例文をもっと
(3作品)
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