“のぶなが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
信長84.6%
信栄7.7%
宣長7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長のぶながの時になると、もう信長は臣下の手柄勲功を高慢税額に引直ひきなおして、いわゆる骨董を有難く頂戴させている。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
権蔵は法諡はふしを四時軒自性如春居士と云つて、天明四年正月十一日に歿した。其妻即信階の母は善室英証大姉と云つて、明和五年五月十三日に歿した。信栄のぶながの死にさきだつこと僅に百零三日である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
信階のぶしなの家督相続は猶摂主の如きものであつた。先代信栄のぶながの子信美のぶよしが長ずるに及んで、信階はこれに家を譲つた。此更迭は何年であつたか記載を闕いでゐるが、安永六年前であつたことは明である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
今少し奮発して勉強せられては如何いかん。「歌」の字の事はここに弁ずるまでもなし。宣長のぶながの『石上私淑言いそのかみのさざめごと』を見るべし。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
されど天下多数の人が感動するは、この平凡にして解しやすき趣向と、この厭味ある言葉(人問はば)の働きとにあるべく、宣長のぶながの作意もまたここにあるべし。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)