“ぬいはり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縫針75.0%
裁縫25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども比田が時として理のとおらない我儘わがままをいい募るように、彼女は訳の解らない実意立じついだてをしてかえって夫をいやがらせる事があった。それに彼女は縫針ぬいはりの道を心得ていなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
Kは私に向って、女というものは何にも知らないで学校を出るのだといいました。Kはお嬢さんが学問以外に稽古けいこしている縫針ぬいはりだの琴だの活花いけばなだのを、まるで眼中に置いていないようでした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ようよう妙齢としごろになって来ると、裁縫ぬいはりだけは別として、茶の湯、生花、双六、歌留多、琴、三味線、手踊りのたぐいを自分の手一つで仕込んだ上に、姿が悪うなると言うて