“にょたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
女体100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨露あめつゆ黒髪くろかみしもと消え、そですそこけと変って、影ばかり残ったが、おかおの細くとがったところ、以前は女体にょたいであったろうなどという、いや女体の地蔵というはありませんが、さてそう聞くと
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もっとも普賢菩薩は女体にょたいの仏様だから、こいつは心中にならないかも知れない
男体なんたい女体にょたい二つ並んで水と空の間にゆったりと立った筑波が、さながらに人のようで、またさらに二親ふたおやのように思われて、其のゆったりとしてやさしく大きく気高く清い姿がなつかしくてなつかしくて
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)