“におどり”の漢字の書き方と例文
語句割合
鳰鳥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しなが鳥」は猪名いなにつづく枕詞で、しなが鳥即ち鳰鳥におどりが、居並いならぶのとが同音であるから、猪名の枕詞になった。猪名野は摂津、今の豊能川辺両郡にわたった、猪名川流域の平野である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
鳰鳥におどりの葛飾早稲わせにえすとも、そのかなしきを、に立てめやも
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
酒宴の席を取り持つのは洞院左膳と鳰鳥におどりとで執事の筆頭甚五衛門は、あの夜以来ご勘気をこうむって自家いえこもっているのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)