“なんじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
難渋93.6%
何重4.3%
軟柔2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりの寒気にさすがの酔もさめはて難渋なんじゅうの折柄、幸いにも貴下の御呼止にあずかり、御心尽しの御饗応きょうおうに蘇生の想いを致し候。
流転 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
誰かが岩の中にもれた小さな植物しょくぶつのまわりに、水酸化鉄の茶いろなが、何重なんじゅうもめぐっているのを見附みつけました。それははじめからあちこち沢山たくさんあったのです。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
小初はしなやかな胴を水によじり巻きよじり巻き、くまで軟柔なんじゅう感触かんしょくを楽んだ。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)