“なんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナンコ
語句割合
南校33.3%
南湖33.3%
南壺16.7%
数箇16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十ばかりの時、クリスチャンの伯母夫婦——台湾のおじさん——が、神田南校なんこはらの向うやしきの中にいた時分、官員だったので洋室の食堂をもっていて、泊りにゆくと洋食が出た。
恵心は台宗問目二十七条をせんして、宋の南湖なんこ知礼師ちらいしに就いて之をただそうとした。知礼は当時学解がくげ深厚じんこうを以て称されたものであったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
はるばる、荊州から携えてきた南壺なんこの酒、襄陽の美肴びこうに、蜀中の珍膳ちんぜんをととのえ、旗幡林立きばんりんりつの中に、会場をいろどって、やがて臨席した劉璋以下、蜀の将軍文官たちに、心からなるもてなしを尽した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また数箇なんこかの賢治の会、この賢治の会には、賢治が彼の意図のコンパスを拡げて土を耕し小屋を建て、その小屋に童共を集めてグリムやアンデルセンの物を聞かせてゐたと聞く
又三郎の学校 (新字旧仮名) / 小穴隆一(著)