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なみとう
ふりがな文庫
“なみとう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
並等
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
並等
(逆引き)
千代子は「おお
厭
(
いや
)
だ」と
云
(
い
)
い
放
(
ぱなし
)
にして、さっさとまた
並等
(
なみとう
)
を通り抜けた。
宵子
(
よいこ
)
の
竈
(
かま
)
は上等の一号というので、扉の上に紫の幕が張ってあった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大学卒業生は五十円六十円で、
並等
(
なみとう
)
は教頭、成績の好いのは直ぐ校長になれた。大学は未だ東京の帝大丈けだったから学士が
貴
(
たっと
)
かった。恐らく昨今の博士以上だったろう。
首席と末席
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
真鍮
(
しんちゅう
)
の掛札に何々殿と書いた
並等
(
なみとう
)
の
竈
(
かま
)
を、薄気味悪く左右に見て裏へ抜けると、広い
空地
(
あきち
)
の
隅
(
すみ
)
に
松薪
(
まつまき
)
が山のように積んであった。
周囲
(
まわり
)
には
綺麗
(
きれい
)
な
孟宗藪
(
もうそうやぶ
)
が
蒼々
(
あおあお
)
と茂っていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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(2作品)
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