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なかつかさしょう
ふりがな文庫
“なかつかさしょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
中務省
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中務省
(逆引き)
この上はと、今までの秘密の裡に事件をつくろってしまおうとした方針を変えて、
中務省
(
なかつかさしょう
)
捕吏
(
ほり
)
の手も借りて、洛内から近畿にいたるまで触れを出した。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それでも、
中務省
(
なかつかさしょう
)
の
陰陽寮
(
おんようりょう
)
から出たお話だとすれば、きっとまた何か悪いことが起るに違いないわ。
物忌
(
ものいみ
)
を
怠
(
おこた
)
れば、
皐月
(
さつき
)
と云う月にはきまってわざわいが現れるのですもの。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
天台の
宗規
(
しゅうき
)
を破ったとか、横暴だとか、世間からも
中務省
(
なかつかさしょう
)
の役人からも、非難されているのですから、とても、
叡山
(
えいざん
)
などへ、
範宴
(
はんえん
)
さまを、お連れくださるわけはありません
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俊基は、
沓
(
くつ
)
も
履
(
は
)
かず、
束帯
(
そくたい
)
の
裾
(
すそ
)
を
尾長鶏
(
おながどり
)
の尾のように曳きながら、大膳寮の横を、
中務省
(
なかつかさしょう
)
の方へと、逃げまろんで行った。——
朝堂
(
ちょうどう
)
八省の内門へ駈け入ろうとするのらしい。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
庁の
中務省
(
なかつかさしょう
)
へゆくまでは範宴にも分らなかったが、出頭してみると、意外にも、
奏聞
(
そうもん
)
によって、範宴を
少僧都
(
しょうそうず
)
の位に任じ、東山の
聖光院門跡
(
しょうこういんもんぜき
)
に
補
(
ほ
)
せらる——というお
沙汰
(
さた
)
であった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、
陰陽寮
(
おんようりょう
)
から、
中務省
(
なかつかさしょう
)
のまえまで逃げた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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