“どくろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
髑髏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五十を越したであろう年輩の、蝋燭の淡い灯によって前下方から照し出されたせ顔は、髑髏どくろを思わせるように気味が悪かった。
死体蝋燭 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
これからが髑髏洞カタコンブの奥の院である。門をはひつて右に折れるとほらの屈曲は蠑螺さざえ貝の底の様に急に成り、初めて髑髏どくろの祭壇が見られる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
傍にある髑髏どくろを頭の上に乗っけて首を振り、そして落ちた物はやめて、他の髑髏を取って乗っけたが、三四回目に落ちないのが乗っかった。
老狐の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)