“しゃりこうべ”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

「こちとらとは少し頭の寸法が違うんだ。右大将（うだいしょう）頼朝公（よりともこう）の髑髏（しゃりこうべ）と来ているんだから」

道草 (新字新仮名) ／夏目漱石(著)

しかし人生は舎利頭（しゃりこうべ）に花嫁の衣裳を着せたようなものである。友情にしたところが、仲のよい友だちに借金を申しこんでもなかなか貸してくれない。

生活と一枚の宗教 (新字新仮名) ／倉田百三(著)

そこにつまり前に申しました、舎利頭（しゃりこうべ）に花嫁の衣裳を着せたように、ということであります。おたがいに頼みにならないけれども、そうはいわない、さびしいから。

生活と一枚の宗教 (新字新仮名) ／倉田百三(著)

どこへでも、一ヵ所、風穴（かざあな）ができて見ろ、こんがりとした二つの骸骨（しゃりこうべ）が、番士（ばんし）の六尺（しゃく）棒（ぼう）で掻（か）き分けてさがしだされるのはまたたく間（ま）だ。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

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