“どかた”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ドカタ
語句割合
土方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或時あるとき土方どかたとなり、或時あるときは坑夫となって、それからそれへと際限はてしもなく迷い歩くうちに、二十年の月日は夢と過ぎた。彼の頭には白髪しらがえた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
新宿八王子間の電車線路工事が始まって、大勢の土方どかたが入り込み、村は連日れんじつ戒厳令のもとにでも住む様に兢々きょうきょうとして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「早く言えば土方どかたの親分見たいなものだから、一遍の喧嘩で有らゆる車掌が憎くなるくらい子分が可愛いのさ。これでっとは好いところもあるよ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)