“とりげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳥毛75.0%
鶏毛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此伊賀が閉口へいこうさせて見すべければ呉々も大膳殿明日みやうにちは怒を發し給ふなと戒め夫より翌日よくじつの支度にぞ掛りけるはや其夜も明て卯の上刻となれば赤川大膳先驅さきどもとして徒士四人先箱二ツ鳥毛とりげの一本道具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かけ銀拵ぎんごしらへの茶辨當ちやべんたう合羽籠かつぱかご兩掛りやうがけあとより徒士かち四人朱網代しゆあじろ駕籠侍かござふらひ四人打物うちものを持せ常樂院天忠和尚てんちうをしやう引續ひきつゞいておな供立ともたてにて黒叩くろたゝき十文字のやりを持せしは山内伊賀亮やまのうちいがのすけなり其次にも同じ供立に鳥毛とりげやり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と、寄りついて、頭の鶏毛とりげを寒そうにそよがせ、歯をガタガタと鳴らしている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)