“ともね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
共音33.3%
倶寝16.7%
同寝16.7%
靹音16.7%
鞆音16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我は合せたる掌に接吻するに、人々共音ともねに泣きぬ。寺門にはひつぎを擔ふ人立てり。送りゆく僧は白衣着て、帽を垂れ面を覆へり。柩は人の肩に上りぬ。
あれだけのさばり返った人が今は牢舎で獄門人と倶寝ともね
小翠は王の家へ来てからもう三年になっていたが、元豊とは夜よるねだいを別にしていた。夫人はその時から元豊の榻をとりあげて、小翠の榻に同寝ともねさせるようにした。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
故郷のひのき舞台に、諸外国の劇壇から裏書きされてきた、名誉ある演伎えんぎを見せたのは、彼女が三十三歳の明治卅五年、沙翁セクスピアーの「オセロ」のデスデモナを、靹音ともね夫人という名にして勤めたのが
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
小堀鞆音ともね、川合玉堂、結城素明ゆふきそめい、鏑木清方、平福ひらふくすいなどいふ東京の画家は、近頃呉服屋が画家ゑかきに対して、随分得手勝手な真似をするので、懲らしめの為に