“ともこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
智子33.3%
朋子33.3%
倫子16.7%
共子16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつみは、後に、名を智子ともことかえ、三好武蔵守一路みよしむさしのかみかずみちとついで、三人の男子を生み、長男三好秀次は、もう成人して、先頃の長久手ながくての合戦にも出て、一方の責任を持たされる程にもなっている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを彼所迄あすこまでして行くには、全く情愛じやうあいの力でなくつちや出来る筈のものでない。所が、要吉といふ人物にも、朋子ともこといふ女にも、まことの愛で、已むなく社会のそとに押し流されて行く様子が見えない。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
然し右衛門は不幸の霜雪に圧虐されたままに消朽ちてしまう草やすげでは無かった。当時の大権威者だった藤原道長の妻の倫子ともこに仕えて、そしておおいに才名をせたのであった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
金五郎、マン、勝則、良子、闘志たけし、繁子、里美さとみ千博ちひろ、夏休みで東京から帰って来ている政雄、それに、中村勉と結婚した秀子が、この六月に生まれた共子ともこを抱いて、やって来ていた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)